Monthly Archives: May 2015

堀坂浩太郎『ブラジル―跳躍の軌跡―』(recent reading)

最近は、仕事で必要になるだろうという予感があって、いわゆるBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南ア)を少しずつ勉強しようと思っているのですが、そういえば南米の大国ブラジルについてあまり知らなかったなぁと思い、ブラジル研究の大家である堀坂先生の近著を手に取った次第です。1960年代に始まる軍事政権から2011年に就任した初の女性大統領ルセフ大統領までを詳細に網羅し、国家発展の流れを紐解いてくれました。個人的には、クビシェッキ政権の評価ってどうなの?とか、広大な国土をどのような視点で開発していったの?とか、保護主義的な経済政策の学習過程ってどうだったの?とか、米国との関係って端的に言ってどういうことなの?といった疑問があったのですが、新書ながら豊富な情報で、大変勉強になりました。最後に、堀坂先生が初めてブラジルに渡ったのが1956年(!!)ということを知って、自然と頭を垂れた次第です。

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西川由紀子『小型武器に挑む国際協力』(recent reading)

同僚である西川先生の新書を拝読しました。小型武器とはいわゆるカラシニコフと呼ばれるAK-47に代表される武器で、ゴルゴ13がよく旅先で分解したり組み立て直したりしているアレを思い出しますが、そのような小型武器がどのように出回っているか、そしてそれを規制することの難しさを詳らかにしています。序章で、小型武器をめぐる経験を著者が語るくだり(といっても著者が武器を手に取っていたわけではない)から一気に引き込まれますが、全体を通じて具体的な事例や情報が豊富で、事実を平易な言葉でまざまざと見せつける好著です。南米では一部の地域を除いて出回っていないと言われますが、中米からベネズエラにかけての治安の悪さはつとに有名ですし、ボリビアでも「実は家に銃をいくつかもっている」とか「必要があればどこにいけば入手できるか知っている」という話をよく耳にしたこともあって、この問題は実は身近なのかもしれないなぁと改めて思い直しました。

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METRO MANILA – a movie review

Last weekend I watched a movie titled “Metro Manila”. This movie is not only entertaining but also intriguing especially for brief but sharp description of the city of Manila and people living there. It starts with a family desperately running out from rural farming area decides to move to Manila with only 1200 pesos in hand. The story of very first days of their arrival to this mega-metropolitan city is astonishing, with a typical cheating, crime scenes and hardest works that all trap them inevitably. Though I know very few about Manila and the Philippines yet, those who got interested in “City of God” or something similar may find it a … Continue reading

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Pre-trip to Colon Island, the Philippines

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