Po Bronson and Ashley Merryman, 2013, Top Dog, The Science of Winning and Losing
様々な分野の研究蓄積をジャーナリストが都合よくまとめた本とはいえ、いろいろと面白い点もありました。例えば、右手の人差し指と薬指の長さを比べて薬指の方が長い人の方がテストステロンが多く、自己主張やリスクテイクしやすい、男女では競争の仕方が全く違う、スポーツがよく組織化されている文化では汚職が少ない、長男より次男や三男の方がストレスになれていて競争に強い、古代ギリシャではオリンピックが民主主義をもたらした、芸術は競争によって発展する(そのため特定の人にお金が集中する)、幸運を成功と考えるのは誤りだがNASAの研究者も陥った、などなど。