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Campus ASEAN Short-term Program 名古屋大学大学院国際開発研究科とタイのチュラロンコン大学経済学部の交流プログラム(2013年10月7日-15日)

最終更新日時 2013/10/30

2013年10月7日から15日までの8日間、本学国際開発研究科(GSID)はタイのチュラロンコン大学経済学研究科の学生5名と引率教員1名を迎えて、GSIDの学生、教員と共に研修を行い、また、企業でのセミナーや工場見学などのイベントに参加しました。

将来のASEAN地域と日本をつなぐ国際協力リーダーの育成がCampus ASEAN Programの目的ですが、日本のビジネスの現状、即ち、日本企業の経営戦略、歴史、企業文化及び企業間のSupply Chainに対する知識を身に着けるために、本短期プログラムは中部地域のモノづくりを代表するグローバル企業と連携し、産業技術記念館の見学、トヨタ自動車や森精機の工場見学、またデンソー、ブラザー工業におけるワークショップに参加しました。また、日本の歴史や文化の紹介のために、名古屋、伊賀上野の名所旧跡も訪問しました。

以下は、本プログラムのスケジュールの概要です。

 

  • 10月7日 “Cool Japan” Strategy and Power of Anime
  • 10月8日 トヨタ産業技術記念館・名古屋名所旧跡の見学
  • 10月9日 トヨタ自動車の歴史(講義)、トヨタ工場見学
  • 10月10日 デンソー企業研修
  • 10月11日 DMG森精機企業説明会・工場見学・伊賀上野名所旧跡の見学
  • 10月15日 Supply Chain Managementに関する講義、ブラザー工業企業研修

 

“Cool Japan” Strategy and Power of Animeの紹介では、日本政府が日本文化の一環としてアニメや漫画などの文化を世界中に広く発信する戦略および事例を紹介しました。また日本では欧米と違ってアニメのキャラクター(鉄腕アトム、鉄人28号)によりロボットに対する違和感が生じなかったためにロボット産業が発展した経緯も解説されました。

 

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トヨタ産業技術記念館の見学では、参加者はトヨタグループ発展の歴史や技術開発などについて説明を聞きながら、実際に機械や道具に触れ、モノづくりを実体験し、中部地域のモノづくりの奥深さ、幅の広さを実感しました。

 

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事前講義においては、資本主義が成立する最も重要な3要素(資本、技術、精神)という観点から、トヨタを事例に、資本が当時発展段階にあった総合商社三井物産より提供されたこと。技術が伝統芸能であるからくり人形から発祥したメカトロニクスを応用して自動織機から自動車まで発展したこと。また、禅宗から日本独特の資本主義の精神が生まれたこと。更に、温帯モンスーン気候での稲作から非常に時間に几帳面な性格が生じたことなど、日本が資本主義国として発展した経緯が概説されました。

トヨタ自動車の工場見学の前に、同社から提供されたDVD「トヨタ自動車75年史」によりトヨタ自動車の歴史、発展および企業精神が参加者に紹介され、工場においてはトヨタ生産方式や経営理念などの説明を受けながら、実際に巨大な産業ロボットによる自動車生産のダイナミックな組み立ての過程を見学しました。

 

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デンソー企業研修では、先ず同社に関する基礎的な情報提供があり、更に同社の技術発展の歴史をShow Roomで見学。その後、同社発展の要因の分析と今後の同社の発展に必要な要因および戦略について、グループ・ディスカッションにより、アイデアを纏め、グループごとにプレゼンし、企業からの評価を受けました。

 

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DMG森精機の説明会及び見学では、日本固有の工作機械の概要の説明を受け、更にデンソー、トヨタとのSupply Chainを実例により学習しました。また、ブラザー工業の研修では、新製品のMarketing戦略をグループ・ディスカッションによって策定し、グループごとにプレゼン。企業側も学生ならではのユニークで創造的なアイデアを高く評価しました。

 

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研修や学習以外に国際開発研究科の学生とチュラロンコン大学の学生に交流の場も多く提供されました。学生同士で名古屋(名古屋城や大須観音など)や伊賀上野名所旧跡(忍者博物館や上野城)を訪問、見学し、日本文化に関する会話も盛り上がりました。

 

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今回の短期受入プログラムを通して、チュラロンコン大学からの参加者は日本のビジネスや企業の特徴を座学、実地研修両方から学習することにより、より深く理解できたことに加えて、日本文化や日本社会のマナーなども体験でき、非常に有意義なプログラムであったと、引率されたNipit教授より謝意の表明がありました。