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Campus ASEAN 短期派遣プログラム 名古屋大学大学院国際開発研究科とカンボジア王立法経大学およびカンボジア王立プノンペン大学の交流プログラム(2013年9月15日ー30日、Siem Reap, カンボジア)

最終更新日時 2013/12/11

2013年9月15日~30日、約2週間、本学国際開発研究科 (GSID) はカンボジア王立法経大学及びカンボジア王立プノンペン大学の協力を得て、学生33名をSiem Reapに派遣し、海外実地研修(Overseas Fieldwork, 略称OFWプログラム)を実施しました(2013OFWプログラムスケジュール)。

 

このOFWプログラムは本学の「ASEAN地域発展のための次世代国際協力リーダー養成プログラム」(Campus ASEAN Program)の一環として、国際開発・国際協力分野における研究者や実務者の人材育成ために、発展途上国での臨場体験を積む機会を提供します。即ち、学際的・総合的なアプローチにより、異なる専門分野を持つ人々とチームワークを組み、途上国での比較的小規模な行政区において、現地の具体的な問題を把握し、課題を分析し解決する能力の涵養を目的とします。工程としては、全て英語によるオリエンテーション、事前研修、海外実地研修および報告書作成という4段階を設定しています。

 

オリエンテーションを通して、調査のフィージビリティや参加者の関心や問題意識により、以下の4つのグループが組織されました。

  • Working Group 1: Community Development (8名)
  • Working Group 2: Education (8名)
  • Working Group 3: Migration (8名)
  • Working Group 4: Tourism (9名)

 

現地でのフィールドワークをより充実したものとするために、2013年5月-7月の間、事前研修を実施しました。本学教員や提携大学から招聘した講師、及びカンボジア王立プノンペン大学の講師が現地調査における調査分析手法、カンボジア全体の概説、及び訪問先地域の最新の現状や課題などを解説しました。参加者はグループ別の研究会を通じて、現地での詳細な調査内容についての準備を進めました (事前研修スケジュール)。

 

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海外実施研修は2013年9月15日-25日、カンボジアのSiem Reapで開催されました。引率教員、現地提携大学教員、現地提携大学よりの学生通訳ボランティアなどの協力を得て、参加者は現地調査を実施しました。各グループはそれぞれの研究対象地域における現状把握及び問題分析を行い、その結果に基づいて課題について考察、小括し、発表の準備を行いました。研修期間の最後には、現地にて調査結果のプレゼンテーションを実施しました。

 

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一方でCampus ASEAN Programの課題の一つとして、現地提携大学教員及び学生との交流促進のため、2013年9月28日に、GSIDとカンボジア王立法経大学(RULE)において、同大学ならびに王立プノンペン大学(RUPP)との共催で、国際セミナー「現代カンボジアの社会経済発展への挑戦」が開催されました。本事業の海外実地研修のためカンボジアに派遣されたGSIDの学生33名に加え、RUPP・RULEの教員・学生、研究者、政府関係者、開発実務者など約80名が参加しました。セミナーでは、前半政府および開発機関関係者よりの講演や教員同士によるカンボジアの農村開発や経済改革などに関する研究発表が行われ、後半には「Inclusive Growth for Cambodia: Social and Economic Perspectives」をテーマとしたパネルディスカッションが実施されました。OFW参加者も積極的に質問や意見具申を行い、緊張感のある質疑応答が行われました。こうした参加者全員の努力により、同セミナーはGSIDと提携大学の教員、並びに学生同士の交流促進という所期の目的を果たすことができました。

 

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10月30日、現地でのプレゼンテーションに対する評価やコメントに基づき再度検討や分析を行った上で、調査結果の最終発表が本学国際開発研究科にて開催されました。この最終発表に対する参加者からのコメントに基づき各グループごとの最終報告書の取り纏め作業に入りました。

 

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2013年度の海外実地研修プログラムを通して、参加者は1学期をかけて事前研修と実地研修から学ぶことにより、カンボジアの現状や社会問題をより深く考察し、理解することができました。また、英語を用いて、異なる専門分野を持つ人々とのチームワークという体験を通じて、座学により学習した国際開発・協力における研究調査手法や知識を活用する能力向上に繋がり、非常に有意義な知的訓練の機会となりました。これに加えて、同世代のカンボジア学生とのface to faceのコミュニケーションを通じて、同世代同士のネットワークも形成され、これが今後の研究に役立つ可能性が大きいと多くの参加者学生から報告を受けています(2013 Campus ASEAN 短期派遣プログラム参加者よりのメッセージ)。